これで完璧!AEDの点検業務を無駄なく行う3つの手順

AED設置後の管理や点検業務どのようにされてますか?

AEDに付属している『点検チェックリスト』を活用すれば点検の記録も残せて、引き継ぎも速やかに行えます。

救急医療の機械の点検と聞くと難しいと思われるかもしれませんが、『点検チェックリスト』を元に点検を行えば、AEDの点検担当者に求められる『消耗品の交換期限に注意することと、AEDに異常があった時の迅速な連絡を私たち販売店やメーカーにすること』が無駄なく行えます。

この記事ではAEDが必要な時に使えなかったといった、AEDの点検をしていれば防げたトラブルをなくすため、 AED設置後の点検業務を『点検の準備』『日常点検』『消耗品の交換(定期点検)』の3つに分けて解説します。 

AEDの日常点検や引き継ぎ業務にお役立てていただければと思います。

AEDの管理について

AEDはセルフチェック機能を備え、定期的に本体に故障や異常がないかを製品自身が確認し、設置者に教えてくれる機能を持ちます。

しかし、その安心感か、いざ使おうとした時に使えなかった事例が報告されるようになりました。

  • AEDを取りに行ったらいつもの場所になかった
  • AEDを持ってきたら電源がバッテリーが切れていた
  • AEDを持ってきたら電極パッドの期限が切れていた

こうした管理・点検ミスの増加に対し、 厚労省はAEDの適正な管理についての通達を2009年と2013年に各自治体へ出しました。現在、企業におけるAEDの管理もこの通達を指針とし、以下のような登録や点検業務を呼びかけています。 

  • AED設置責任者の登録
  • AED点検担当者の設置
  • AEDインジケータの確認
  • AED表示ラベルの確認
  • 消耗品交換の対応

ただし、医療機器の点検と聞くと難しいイメージをお持ちかもしれませんが、基本的にお願いしていることは消耗品の交換期限に注意し、異常があればすぐに私たち販売店やメーカーに連絡することです。

参考 厚生労働省HP AEDを点検しましょう!

 

AEDの点検業務のポイント
AEDの点検を適切に行うポイントは複数名で点検を行うことです。
1人の担当者で点検を行っていると、急な人事異動などがあった場合、十分な引き継ぎが行えずに点検トラブルが発生してしまいます。
日頃から複数の点検担当者で協力し、行うことをおすすめします。

 

 AEDの点検って何をするの?

AEDの点検って何すればいいの?

いのちを守る救急医療の機械の点検と聞くと難しく感じますが、ポイントは機械の異常にすぐに気づき、私たち販売店やメーカーに連絡することです。

複雑に思われがちですが、AEDに付属されている日常点検チェックリストを利用すると、『1日1回AEDのインジケーターを確認し、異常がなければ、日付の横にチェックを入れ、記録に残す』の繰り替えしになり、非常に簡単です。

この記事で解説する日常点検の手順は、以下のとおりです。

  • 点検チェックリストを用意する
  • 点検チェックリストにインジケーターの記録をとる
  • 期限前にAEDの消耗品の交換を行う

 

点検についてAED販売店が行っているサポート
AED設置当初と施設の状況が変わっていることもありえます。以下のようなポイントで定期的に適切な設置になっているか確認することは非常に重要です。
また、私たち、AEDの販売店も設置先AEDの点検が問題なく行われるよう、以下のような取り組みをおこなっております。

  • AED納品時、消耗品の交換期限を表示ラベルに記入し装着
  • 消耗品交換などの必要な情報を設置者に電話やメールにてお知らせ
  • AEDの管理に漏れが無いよう、設置者の情報について管理徹底

 

AEDの点検チェックリストを用意する

ここからは ZOLL AED Plusを使った写真解説をしていきます。AEDの機種によって多少異なりますが、点検で行うことはほとんど変わりません。

点検チェックリストの用意
日常点検チェックリスト

日常点検チェックリスト

ますはチェックリストを用意し、必要項目を記入していきます。
このチェックリストでは上部の製造番号、点検月、点検担当者名、バッテリーの使用期限、電極パッドの使用期限を記入し、点検を行います。

なお、こうしたチェックリストが無い場合、記録の書式に規定はないため、カレンダーの余白をつかった記録でも構いません。

 

AED製品ID・シリアルナンバーを記入する
AEDシリアルナンバー

AEDシリアルナンバー

最初に記入する項目として、AEDの製品IDがあります。AEDの製品IDは本体裏側、もしくは製品保証書に記載されています。

もし、分かりづらい場合、販売店にお問い合わせいただければ、すぐに確認がとれます。

 

AED消耗品の交換期限を記入する
AEDの表示ラベルの確認

AEDの表示ラベルの確認

次に、設置されているAEDの電極パッドとバッテリーの交換期限を記入します。

AEDには上の写真のように、消耗品の使用期限が記入されたラベルが付いています。これは私たち、販売店が納品前に作成し、AEDに装備するものです。

点検チェックリストにある消耗品の使用期限はこちらに記載されている期限をそのまま記入し、最後に点検担当者の名前を記入したら準備は完了です。

 

AEDの日常点検を始める

AEDのインジケータの日常確認
AEDのインジケータの確認(異常なし)

AEDのインジケータの確認(異常なし)

毎日行う具体的な点検はこのインジケーターの確認です。

AED本体のインジケータのランプの色や表示を確認し、AEDが正常に使用可能な状態であれば点検チェックリストの日付の横にレ点などで印をつけていきます。

もし、インジケータが異常を示していた場合には、取扱説明書に従い対処を行い、必要に応じて、速やかに製造販売業者、販売業者又は賃貸業者に連絡して、点検を依頼して下さい。

また、施設の休館日など、人のいない曜日や日に、日常点検だけをしに出社する必要はありません。

 

消耗品を交換する(定期点検)

実際に交換をする際は、 私たちAED販売店が交換に訪問する場合と郵送された消耗品を設置先の担当者が交換する場合があります。 

販売店などへAEDの消耗品交換がどのように行われるのかを事前に確認しておくと、急な引き継ぎが起きた時でも問題なく点検が行えると思います。

なお、写真で使用しているZOLL AED Plusは未使用時、5年間消耗品の交換が原則発生しません。AEDを使用した時や電極パッド、バッテリーの異常が起きた場合のみ交換作業が発生します。

電極パッドを交換する
電極パッドを交換

電極パッドを交換

電極パッドを交換する時は新しく付けた電極パッドがしっかりと接続されているか注意してください。

インジケータ異常ありの場合

インジケータ異常ありの場合

この時、コネクタがしっかりと付いていない場合、インジケーターに異常を表すサインが出ます。

電極パッドの使用期限の確認

電極パッドの使用期限の確認

交換完了後は新しい電極パッドの使用期限を本体の表示ラベルと点検チェックリストに書き込みます。

バッテリーを交換する
AEDのバッテリー交換

AEDのバッテリー交換 本体裏面

バッテリーが少なくなると「バッテリーを交換してください」と音声ガイダンスが本体から流れます。その際は、本体をケースから外し、バッテリー交換を行います。ZOLL AED Plusの場合、裏面を開け、新しいバッテリー10本を装着後、バッテリーリセットボタンを押します。

バッテリーリセットボタン

バッテリーリセットボタン

AEDバッテリーの使用期限の確認

AEDバッテリーの使用期限の確認

バッテリー交換後は電極パッドの交換後と同様に新しい交換期限を表示ラベルと点検チェックリストに書き込みます。

 

消耗品交換時の注意点

AEDは機種にもよりますが、バッテリーと電極パッドの交換が2年〜4年おきに発生します。そのため、5年保証のAEDをお使いの場合、買い替えまでに1度は交換が発生することが多いです。この時、AED設置期間内でAEDの責任者や担当者の交代などがあると、点検漏れが発生しやすく注意が必要です。

また、AED設置当初と施設の状況が変わっていることもありえます。以下のようなポイントで定期的に適切な設置になっているか確認することは非常に重要です。

  • 「周囲から分かりやすい場所にあるか」
  • 「はじめて訪れた人にもわかりやすいか」
  • 「フロアの案内図に設置場所が記載されているか」
  • 「誰もが24時間利用可能な場所にあるか」

 

 

異常・故障かなと思ったら

サポート連絡する

サポート連絡する

AEDからアラーム音聞こえる場合や、セルフテストに失敗しましたと音声が流れる場合、インジケータが異常を示している場合はAEDに異常や故障の恐れがありますので、速やかに販売店やメーカーにお問い合わせください。

その際、お電話口で電極パッドの接続部分の確認、バッテリーの確認、AEDのセルフテストの操作などをお願いする場合がございます。

この再度テストに失敗した場合は設置場所からAEDを取り外し、販売店やメーカーに問い合わせをお願いいたします。すぐに交換に伺います。

 

AEDのマニュアルテスト ZOLL AED Plusの場合
電源を入れ直す(長押し)

電源を5秒以上押す

AEDのセルフテストはZOLL AED Plusの場合、AEDの電源投入ボタンを5秒以上押し続けるだけです。

 

まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

この記事では旭化成ゾールメディカルのAED Plusを使っての日常点検について解説をおこないました。

AEDの機種によって多少、点検項目が変わる場合もありますが、原則はインジケーターの確認と消耗品の期限の確認です。
また、点検の目的は異常をすぐに察知し、販売店やメーカーに連絡することで、AEDの管理漏れから起こる様々な問題を防ぐことです。
「おかしいな」と感じたら、すぐにサポートへ連絡するようご協力よろしくお願いいたします。

胸骨圧迫をサポートしてくれる高機能AED

旭化成ゾールメディカルのZOLL AED Plus

購入:280,000円(税別)
  • AED本体(メーカー保証5年)
  • 電極パッド
  • バッテリー
  • 救急キット
  • AEDソフトケース
リース:月々およそ4800円〜
リース時は金利の影響で価格が前後します。

 

 

旭化成ゾールメディカル Zoll AED Plus 

ZOLL AED Plusの特徴
  • 胸骨圧迫フィードバック機能で5cmの深さを機械がサポート
  • AED未使用時、消耗品の取り替えいらずで追加コストなし
  • AEDの操作記録だけでなく、胸骨圧迫の深さと早さも記録

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